今回は▼
CREATIVEの最新イヤホンとなる「AURVANA TRIO LS」
CREATIVEと言えば様々なサウンドデバイス「SoundBlasterシリーズ」でご存じの方も多いかもしれませんね。
ゲーミングサウンドカードで言えばG5、G6、X4、X3、Blaster G3あたりですか。
最近発売されたGC7の評価も上々。
そのCREATIVEから発売されているイヤホン
この製品、CREATIVEストアの直販限定となっており他のECサイトなどでは購入できないので注意です。
特徴
- クリーンな音質を目指した、あえてのシングル ドライバー設計
- ドライバー ダイアフラムに最先端の液状シリコンラバー(LSR)素材を採用
- インイヤー ノイズアイソレーション設計(アクティブノイズキャンセリング?)
- 鋸歯状の被覆を持つイヤホン ケーブルによりタッチノイズ低減
- Super X-Fi ヘッドホン オーディオ ホログラフィの認定ヘッドホン
Super X-Fiとは
メーカーの説明によるとSuper X-Fiはプロフェッショナル スタジオにおけるハイエンド マルチスピーカー システムでのリスニング体験をキャプチャーし、きわめて複雑なヘッドと耳のマッピングのプロセスを通して、複雑なアルゴリズムと計算した集約的な技術を使い、個々のユーザーに合わせてオーディオをカスタムフィットすることで、ヘッドホンでも同じような拡張体験を再現します。
とのこと…
簡単に言うとサラウンドを再現したようなサウンドで、それを独自の処理を用いて誰にでも同じようなサウンド体験ができるようにした技術のこと。
ここで注意してほしいのが「Super X-FI」はサウンドカードなどに搭載されていて、このイヤホン自体に「Super X-FI」は搭載されてません。
「Super X-FI」を搭載したデバイスに適したイヤホンだよってことなので勘違いしないように。
内容物
- Creative Aurvana Trio LS(本体)
- イヤーピース
- キャリーポーチ
- クイックスタートガイド/保証書
本体
筐体はノズルに角度が付いているタイプ。
ハウジングは大きい部類。
背面にマグネットがあり筐体の背面同士がくっつくようになっています。
ドライバーサイズは9.3mm
ダイアフラム(振動板)に液状シリコンラバーを採用。
LR表記はノズルのふもとに。
ケーブルは鋸歯状というノコギリの歯のようなギザギザになっていてまとわりつくような不快感が軽減されています。
ケーブルの長さは1.15m
R側の中腹に1ボタン式のリモコンが搭載。
通話の応答/終了やメディアの再生/停止が可能。
インラインマイクが内蔵されています。
分岐部分ががっちりと保護してあるのも良い感じ。
接続はCTIA規格の4極 3.5mmステレオミニプラグとなっています。
接続の規格に関しては動画にもしているのでよろしければどうぞ▼
イヤーピース
付属のものがM、その他にS、Lサイズが付属します。
キャリーポーチ
悪くない質感だけど決して高級感とかは感じません。
良くも悪くもよく見るやつです。
クイックスタートガイド/保証書
日本語表記あり。
装着
実際の装着は動画でどうぞ。
感想としては
思ったほど遮音性は高くありません。
密閉感、圧迫感もさほどなくノイズアイソレーション機能も効果のほどに疑問符が…
ハウジング部分が耳ポケットにハマることで安定した着け心地にはなっています。
マイク音質
PS4コントローラーに直挿しとX-Fiではないがastro Mix AMP接続でテストします。
実際のマイク音質は動画でどうぞ▼
感想は以下
直挿しの場合
ホワイトノイズが大きく、かなり気になります。
音の拾い方のバランスはまずまずと言ったところでしょうか。
程よいくらいに低音も拾っていて聞きやすい音と言えます。
ミックスアンプに接続した場合
MIX AMPのもともとの仕様としてゲートが入るのでノイズがとぎれとぎれに聞こえるようになり、常時ノイズが出ているわけではないので気にはなりにくくなるようです。
基本的にイヤホン全般に言えますが、マイクの音質は良いとは言えずイヤホンクオリティと言ったところ。
スピーカー音質
PS4コントローラーに直挿しとX-Fiではないがastro Mix AMP接続で聞き比べてみました。
直挿し
音質は良し。
程よく低音高音が持ち上がっています。
その持ち上がりが気になる人もいるかもしれません。
クリーンな音と自負しているだけあって濁りは感じず素直な音。
足音もコツコツ、どすどすとハッキリ耳に届く印象。
細かい音の再現性は高いように感じます。
定位は若干後方の表現が苦手に感じますが前方左右、上下は上手く表現されていて感覚的に掴み見やすくなっています。
Mix AMP使用時
これはイヤホンがと言うよりもアンプによる恩恵の方が大きい印象。
全体的なクオリティが一段上がるという感じ。
低音高音の持ち上がりも締まった感じになり聞きやすく小気味よくなります。
足音もさらに聞こえやすく耳に届く印象で、定位も直挿しだと苦手に感じた後方も”おぼろげ”ながら見えてきます。
しかし、これらの印象は安価なイヤホンをミックスアンプに繋いだだけでも感じれることなのでイヤホンの印象としては直挿しの感想が参考になるかもしれません。
リスニングの感想
あれ?リスニング向けのイヤホンだっけ?っていう音。
フラットではないけど低音高音が締まって個人的にかっこよくて好きなバランス。
少しライブ感が強すぎて聞き疲れするかもしれません。
まとめ
今回はCREATIVEの最新イヤホンとなる「AURVANA TRIO LS」 を紹介しました。
音の目指す方向性としてもゲーミング向きではあります。
その上でリスニングでも攻めたバランスと言えるかもしれませんが、かっこよくライブ感があり、聴きごたえのある音。
装着感もノイズアイソレーションと名付けるほどの遮音性があるか疑問は残りますが、本体が耳ポケット部分にハマることで耳への負担減らしてくれているので良いと言えます。
ただしマイクだけは✕
聴きやすい明瞭な声には鳴っているがノイズがどうしても邪魔してしまいます。
マイクを除けばコスパ的にもありと言ったところでしょう。
あとスマホなどでリスニング、ゲーミング両方をシームレスに同じイヤホン使いたいという方にはオススメできるイヤホンとなっています。
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