今回も以前、私のYouTubeチャンネルに投稿した「ゲーミングイヤホンランキング」で登場した中から1本詳細レビューをお届けします。
>>ゲーミングイヤホンランキング2020
最新ゲーミングイヤホンランキングは▼
今回は第6位に選んだ「Razer hummerhead Pro V2」です。
ここで1つだけ注意点です。
以前レビューしたRAZER「Hammerhead Duo Console」もそうなんですが、若干、仕様の異なる製品が同系統として、いくつかラインナップされています。
Razer Hummmerhead pro V2のラインナップには
- 今回レビューする「Hummmerhead pro V2」
- マイクやオーディオコントローラーが搭載されない「Hammerhead V2」
- コネクタがiPhoneやiPadで使われるライトニングコネクタになっている「Hammerhead for iOS」
- Bluetooth接続の「Hammerhead BT」
の4つがラインナップされています。
私も、全て所有してるわけではないので詳しくは違いをお伝え出来ませんが、製品ページに記載してある仕様の違いを少し解説すると
接続が無線となる、まったく別物のHammerhead BTは別として、他3製品のスピーカーは周波数帯域やドライバーの大きさ、抵抗値なども同等、もしくは同じのものが使用されていると思います。
大きな違いとしては
「Hammerhead V2」はマイクとオーディオコントローラーが搭載されてません。
なのでボイスチャットをするなら別途マイクを用意する必要があります。
他にもコントローラーやマイクが搭載されていない分少し軽量になってます。
そして「Hammerhead for iOS」は接続がライトニングコネクタになっていてiPhone、iPad向けになってます。
iPhone、iPad向けということで音声アシスタント”Siri”にも対応してます。
今回レビューするのはRAZER「Hammerhead Pro V2」になります。
ゲーミングイヤホンランキングで1位に選んだ「Hammerhead Duo Console」と色々、比較して検証していきたいと思います。
それでは内容物の確認から行ってみたいと思います
内容物
- イヤホン本体
- イヤーピース
- キャリーケース
- スプリットケーブル
- 説明書
- ステッカー
それぞれ1つずつ見ていきます。
イヤホン本体
本体を見て、まず目立つのがイヤーピースの形状。
”フランジ”と言って2重構造というかギザギザの形になっています。
ハウジングの大きさは標準といった感じ。
Hammerhead duo と比べると若干小さめ▼
ドライバーは10mmとなっていて出た当初は大きい部類だったんだけど今は標準サイズ
イヤーピースを外したところ▼
ノズルは太さ的にはDuoと同じくらい。長さはちょっと長い。
イヤーピース着脱は簡単にできます。
ハウジングはDuoと同じような感触なのでアルミフレームとだと思います。
ちょっと金属っぽい冷たい感触。
ケーブルは絡みにくいフラットケーブルが採用されてます。
丸形のケーブルに比べると触れる面積が大きいので若干ゴム感が強いです。
ケーブルの全長は1.3m
インラインコントローラーは右耳(R)側にあります。
このインラインコントローラーですが「-(マイナス)」と「+(プラス)」が書いてある箇所と、その間の少し凹んだ箇所の3つがボタンになっていて、音量の調節や通話への応答ができます。
残念なことにマイクのミュートボタンはありません。
接続は4極の3.5mmステレオミニプラグで形状はL型。
イヤーピース
装着済みのMと他にSとLの3種が付属しています。
付属のものはフランジタイプではなくノーマルタイプになっています。
キャリーケース
ハードケースになっていて収納には十分な大きさ。
持ち運びの良いサイズ感。
取扱説明書
各部位の名称と、内容物が記載してあります。
一応、日本語表記もされてます。
では、次にゲームを実際プレイしてみて装着感、音質をお伝えしようと思います。
音質については音楽もいくつかのジャンルを聴いてみてそっちの感想もお伝えしようと思います。
装着感
遮音性が高めだけど塞いでる感はありません。
圧迫感がもそれほど感じません。
保持は意外としっかりします。
イヤーピースのフランジ形状が効いていて程よくキープしてる感じ。
ハウジングからノズルの部分がストレートのタイプというと、イヤーピースのみで装着・保持している感覚なので安定感があまりありませんが、イヤーピースのフランジのおかげで密着してキープされてます。
ですが、やはりストレートタイプなので、大きく動くと抜けそうな感じになります
装着感はちょっとだけ心もとない感じです。
スピーカー音質
第一印象は普通に音がいい。
低音もはっきりと鳴っています。かと言って嫌味な感じもしない程よい感じ。
足音といった点では非常に優秀でコツコツっとした音も、ドスッと言った音もはっきりと聞こえます。
FPS向けにチューニングされた音だと感じます。
定位はステレオのそれといった感じで可もなく不可もなくといったところ
音楽(普段使い)
FPSで欲しい音の中音域の上の方がブーストしてあるのか、ちょっとかたい音。
アタックを強く感じます。
尖った音のタイプの音楽じゃなければ普通に聴けると思います。
ゲームで使ったときは「おおっ!」と思ったんだけど、音楽では”使えないことはない”といった感じ。
音質の感想は以上です。
マイクの音質の比較
今回は比較として「Hammerhead Duo console」と聴き比べて見たいと思います。
以下の動画でマイク音質を実際に聞くことができます(マイク音質検証の場面から再生されます)▼
まずは「Hammerhead duo console」ですが、詳細検証でも感じた通りホワイトノイズが気になります。
音的には悪くないんですが…
中音域が少し引っ込んでるのも気になります。
ちょっと残念なマイクと言わざるを得ないといったところ。
そして「Hammerhead Pro V2」の方はノイズはだいぶ少なく聞き取りやすい音ではあります。
しかし高音が少ないのでボソボソしゃべると聴きづらいかなと思います。
ボイスチャットでは問題なく使えるレベルだと思います。
マイクの音質は以上です。
まとめ
今回はRAZERの「HammerHead Pro V2」をレビューしました。
有名メーカーのRAZERの製品ということで平均点は高い。
ですが悪く言えば可もなく不可もない至って普通のイヤホンといった印象。
あとは装着感に、若干不安が残るのと、マイクのミュートができないのはちょっとゲームでは使いづらいのかなと思います。
ただFPSで大事な足音、定位といった点ではかなりの高得点。
満点に近いと言っていいのかもしれません。
そこ一点で納得できるなら買いってみるのもアリ。
コメント