【マイク】どっちが良い?XLR接続とUSB接続の違い/メリット・デメリット

ゲーミングデバイス

昨今、自宅で仕事をする機会や動画配信や音声配信も普及し単体の”マイク”の購入を検討されている方も多いと思います。

購入時に気になるのが「接続方法」ですよね。

多くのマイクは

  • USB接続
  • XLR接続

に分類されます

この2種のマイクには、それぞれ特徴があります。

今回はメリット、デメリットを見ながらUSB接続マイクとXLR接続マイクの特徴を解説していきます。

どちらのマイクが使用用途に適しているか参考にしてみてください。

USB接続とXLR接続の違い

基本的にマイクロフォンとしての収音機能の構造に違いはありません

違いとして明確なのは出力方法。

USB接続マイクが他の機器を介さずコンピューターへ直接出力できるのに対し、XLR接続マイクは通常、キャノン端子になっているためオーディオインターフェイスを介してコンピューターに出力する必要があります。

オーディオインターフェイスとは

アナログ音声をデジタルに変換しコンピューター内に取り込む機器のこと

例えば当サイトでもレビューしているSteinberg「UR22 mkⅡ」などがあります。

とは言ってもどちらの接続方式も基本的にはアナログ音声をデジタル信号に変換して取り込むという方式に変わりはありません。

USB接続マイクは内部に簡易的なオーディオインターフェイスを搭載していると思ってください。

USB接続マイク

USB接続マイクの接続端子は▼

良く目にするタイプ(USB Type-A端子)ですね。

それではUSB接続マイクのメリット・デメリットを見ていきます。

メリット

まずはメリット

単体で機能

基本的にマイク自体を購入すれば単体でコンピューターに接続することが可能です。

他の外部機器を介することはありません。

先にも書いたようにUSB接続マイクは内部に簡易的なオーディオインターフェイスが搭載されています。

他の機器を用意する必要がないため、持ち運びもにも便利です。

比較的安価

比較的にお手頃な価格でマイクに不慣れな方も試しに購入できるような価格に抑えられていことが多いです。

良い音質と評価されている「BLUE Yeti」ですら▼の価格。

デメリット

続いてはUSB接続マイクのデメリット。

多くの場合1本しかつなげられない

USBマイクはPCに複数、接続することができません

多くのコンピューターでは音声の入力先を1つしか有効にできません。

例えば2人でマイクを2本使用して配信するなどにUSB接続マイクは使えないということ。

XLR接続のマイクに音質は劣る

先ほど出したUSBマイクの中でも高音質と評価の高い「BLUE Yeti」ですらXLR接続のマイクで良音とされるものと比べると音質は劣ります。

音量も足りないとされることも多いです。

なので「BLUE Yeti」より安価なものはもっと…と想像できますよね。

これはUSBマイク自体の品質が悪いというわけではなく、冒頭で話したUSBマイクに搭載されている簡易的なオーディオインターフェイスの品質の低さが影響しています。

USBマイクは簡易的とはいえオーディオインターフェイスを搭載させる場合、サイズ、重量、コストなどの制限を受けるので質が落ちる傾向にあるからです。

XLRマイク

それでは次はXLR接続マイクを見ていきます。
接続端子は▼

キャノンと呼ばれる端子です。

メリット

こちらもメリットから見ていきます。

プロ仕様

プロの現場、アーティストのレコーディングやコンサートで使われる多くのマイクはXLR接続マイクです。

逆に言うとUSB接続マイクは目にしたことがありません。

選択肢が多い

XLR接続のマイクは種類が多く多種多様です。

選べるマイクの選択肢の幅が広いので予算や楽器・声へマイクの質を合わせるなど柔軟に対応できます。

プロの現場で使用されている理由の一つでもあります。

どこまでも突き詰められる

選択肢が多いことの弊害?として音質を追求してしまうことがあります。

これで苦しんでいる(財布が)方も多いかもしれません。

メリットと言って良いのかどうか難しいところです。

最適解を求めどんどん沼にハマってしまいます。

その沼はあまりにも深い。

デメリット

そしてデメリットへと

高価

価格の幅もものすごく大きいです。

ウン千円のものからウン十万、果てはウン百万なんてマイクも存在します。

参考:レコーディングの定番マイク>>NEUMANN U 87 Ai

マイクは基本的に内部に使われている部品が良いものだとコストが上がる傾向にあります。

なので突き詰め始めると費用が増大していきます。

これに加え、オーディオインターフェイスを別に用意しないといけなません。

その分の費用も加算されます。

言わずもがなオーディオインターフェイスの価格もピンキリです。

使い方・保管方法が難しい

ダイナミック・コンデンサの違いを理解したり、オーディオインターフェイスの設定など使い方に、ある程度慣れる必要もあります。

他にも高価な良いマイクほど繊細な部品が使用されているので湿気対策など保管方法に気を使わなければならず、保管庫などを導入することもあります。

家庭用ゲーム機には接続できない

PS4やSwitchなどの家庭用ゲーム機で動作させることはできません。

家庭用ゲーム機にはXLR端子が搭載されていないので直接の接続はもちろん接続できません。

オーディオインターフェイスを介する場合もオーディオインターフェイスはドライバー(駆動させるプログラム)を必要とするものが多くほとんどの家庭用ゲーム機ではドライバーをインストールできないため使用することができません。

なので必然的にXLR接続マイクは家庭用ゲーム機に接続することが難しくなります。

まとめ

今回はマイクのXLR接続とUSB接続の違い、メリット・デメリットについて解説してきましたがまとめると

USB接続マイクは

  • 直で接続できる
  • 安い
  • 音質はソコソコ

XLR接続マイクは

  • 接続にオーディオインターフェイスが必要
  • 音質、価格の幅が広い

個人的には単体マイク初心者の方はUSB接続マイクから導入して慣れていって、音質を突き詰めたくなったらオーディオインターフェイス導入してマイクをグレードアップさせて行くと言うのが最良の道だと思います。

逆にボイスチャットやオンライン会議、リモート飲み会での使用ぐらいならUSB接続マイクで十分だと思うので購入の参考にしてみてください。

最後にオススメUSB接続マイクを載せときます▼

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