今回は▼をレビューします
finalから発売されているバイノーラル/ゲーミング向けイヤホン「VR3000 for Gaming」
>>final VR3000 for Gamingの公式サイト
finalと言えばゲーミングイヤホンではないものの、ゲームで使えると評判な「E500」が有名ですが、そのfinalから満を持して発売されたゲーミングイヤホンです。
発売は2020年の11月。
2週間ほど使用しレビューします。
既に開封していて使用していますが、まずは内容物の確認から
内容物
- 本体
- イヤーピース
- イヤーフック(画像では装着済み)
- 保証関連冊子
それぞれ見ていきます。
本体
全身黒で統一されています。
ケーブルの長さは1.2m。
耳にかけて装着するシュア掛けタイプ
装着感は後ほど。
LRの表示は▼に
ハウジングごと耳穴のポケットに差し込む仕様。
R側の中腹にはコントローラーとそれに内蔵されたインラインマイクを搭載
+-ボタンで音量の調整、センターボタンで再生/停止、曲送り/戻し、通話への応答/終了、音声アシスタントの呼び出しなんかもできました。
マイクミュートは一応できるのですが、センターボタンを押した間だけミュートされる仕様。
分岐部分には分岐後をまとめるクリップを搭載
接続は4極の3.5mmステレオミニプラグ
L字型になっています。
イヤーピース
以前レビューしたE3000Cと同様にfinal特有の軸が色分けされているイヤーピースになります。
色を左右で違えることで薄暗い場所でもLRの判別ができるようになっています。
サイズも付属のものをMとしてSS、S、L、LLが付属し全部で5サイズ揃えられています。
イヤーフック
ケーブルを中に通すことのできるシリコン製のイヤーフックが付属。
ケーブルから外れたり、位置がずれたりしにくくするためのロック機構があります。
このロック機構が留めるのも難しいですが外すのも困難、もともと頻繁に脱着することを想定されて設計されていないようです。
キャリーポーチ
特筆するようなとこはありませんが、少しベロアっぽい素材のキャリーポーチ。
安物感は否めません。
保証書類
保証書類が1枚付属しています。
取扱説明書は付属しておらず、公式サイトからダウンロードすることができます。
URLは▼
ページの最下部にあります。
装着感
通常のカナルタイプより圧迫感は感じません。
ハウジングも耳ポケットに差し込む形ですが、違和感もなく自然に保持されているように感じます。
長時間着けても痛くなりません。
シュア掛けもイヤーフックを使って装着してますがズレることもないので安心。
タッチノイズがほとんど気にならないのも良いです。
実際の装着は動画でどうぞ▼
マイク音質
マイクはいつも通りPS4のコントローラーに直挿しして録音・録画したものを聞いきます。
今回はそれに加えて「astro MIXAMP Pro tr」を通して録音したものを聞いて感想をお伝えします。
マイク音質としては結構こもった印象の音ですね。
明瞭感はありません。
MIXAMPを介すると余計にコモッタ感が出てしまいます。
マイクは残念としか言えない。
ボイチャだとギリ使えるかもしれませんが、他のマイクを使った方が良いかもしれません。
実際のマイク音▼
スピーカー音質
ゲームに関しては通常のPS4コントローラーに挿してみた場合とMIXAMPを通して聴いてみます。それからリスニングの場合も聞いてみて音質の感想をお伝えします。
直挿し:
音質的にはフラット
特に足音や銃声を強調していない
聞きやすい聞き疲れしない音
定位ははっきりと音の方向を示してくれる感じ。
距離感は音の強弱でといった印象
MIXAMP使用:
音場が一気に広がる。
定位もクソ抜群に。上下、距離までも感じられるように。
音が鳴ってる途中に振り返るときの音の動きまでわかる。
あまりの広がりに遠くの音はぼやける印象
リスニング:
フラットなバランスと感じます。
どのようなジャンルを聞いても嫌味の無く聞かせてくれます。
低音は引き締まって聞こえますが特にアタックが強調されていることもなく自然に聞かせてくれます。
高音も刺さることなく自然。
まとめ
今まで何十本とゲーミングイヤホンを試してきたけど聞く音で言えば間違いなく最高峰と呼べます。
No.1と言っても良いかもしれません。
定位、音場感、臨場感、音質どれをとっても穴がない。
ただ他の機能、ボリューム調整、マイクミュートがないこと、マイクの音質もイマイチとしか言えない。もしこれらが改善されたらゲーミングイヤホンの頂点に立つと思います。
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