今回は▼
人気バンド「凛として時雨」のドラマー「ピエール中野」氏がチューニングを手掛けた”ピヤホン”と呼ばれることとなった有線イヤホン”ピヤホン”の第2弾。
ピエール中野氏と言うと数々のオーディオ機器メーカーとコラボ製品を開発していますが、特にイヤホンにおいては造詣が深く、いくつものアワード/グランプリで受賞しています。
その中でも今回、レビューするのが
通称「ピヤホン2」
型番HSE-A2000-PN
この、まったくゲームに向けて作られていない「ピヤホン2」をゲームで使えるのか検証してみたいと思います。
ピエール中野氏いわく、解像感・定位感にもこだわって制作されているとのことなので期待大です!
まずは概要から
特徴
- マイクリモコンを搭載
- コードクリップ付属
- オリジナルキャリングケース
- 4サイズのイヤーピース
仕様
ピヤホン2(HSE-A2000PN) | |
ドライバーユニット | 8mm高磁力マグネット |
型式 | 密閉ダイナミック型 |
再生周波数帯域 | 5~40,000Hz |
インピーダンス | 16Ω |
接続 | 3.5mmステレオミニプラグ |
出力音圧レベル | 92dB |
最大入力 | 5mW |
重量 | 約10g |
ケーブル長 | 120cm |
内容物
- 本体
- イヤーピース
- コードクリップ
- キャリーケース
- 取扱説明書および保証書
1つずつ見ていきます。
本体
ハウジングは普通サイズ。大きくもなく小さくもない。
カラーは「ガンメタ」
本体はメッキが施され金属っぽく見えるがプラスチックと思われる。
質感が高いとは言えないが価格からするとしょうがないところ。
カラーはこの他にもピンクあり。
LR表記はハウジングのケーブル根元に
ケーブルの長さは1.2m
分岐後のR側の中腹にはインラインリモコンが搭載
マイクが内蔵されています。
接続は4極の3.5mmステレオミニプラグ
イヤーピース
購入時に装着されているものがMサイズ。
その他にXS・S・Lが付属。
コードクリップ
中央の穴にケーブルを通しクリップを衣服などに留める仕様。
イヤホンに付属する従来のコードクリップとは違い、凝った作りがされています。
キャリーケース
セミハードケース。
ポケット付き。大きさは十分。
取扱説明書および保証書
ぺら1。
日本語表記でメーカー保証は1年。
マイク音質
ゲーム中ボイスチャットをするうえでマイクはとても大事。
今回は比較として若干お安いので同価格帯とは言えませんが割とマイク音質の良い「JBL Quantum50」を比較対象として音質を検証します。
JBL Quantum50 と比べるとハキハキして聞き取りやすくは感じますが、イヤホンマイクはこれが限界かと思えます。環境音もある程度拾ってしまっています。
あとタッチノイズとも高音の歪みともとれないシャリシャリ音が気になります。
実際の音は動画▼で聞いてみてください。
スピーカー音質
ゲーム音声でとかく求められるのが迫力、解像感、定位感。
特にFPSジャンルでは銃声、足音の聞こえやすさも重視されます。
その辺を重点的に評価しお伝えします。
解像感は高い。細かい音も再現されていて捉えることができます。
定位感も良く心理的に方向をあっちと思えるというよりは音の方向を把握できるといった感覚。
音質的にはかなり低音がかなりブーミーなのが第一印象。
高音もはっきり出ています。
なので、どちらかと言うとゲーミング向きのチューニングになっていて迫力があります。
足音・銃声もかなり捉えやすいです。
リスニングではBoomyな印象はさらに増します。
ですがアタック感があるので嫌な感じはしません。
気になるのは中音域。
低音に負けかき消されるように細い線の音になってしまっています。
決して引っ込んでいるわけではないですが…
バンドでドラマーを担当するピエール中野氏ですがバンドサウンドよりもHIPHOPやEDMと言ったジャンルが合うように思います。
まとめ
バンドのドラマーを務める中野氏ゆえにバンドサウンドに寄ったサウンドになっているかと思いきや、それを良い意味で裏切り、図らずしもゲームに合ったサウンドになっていました。
音を聞くということに関しては定位や解像感も高くゲームでも十分に使えるサウンドです。
マイクに関してはテレワークなどの使用を想定されているということで、ゲーム時のボイスチャットにも十分使える音質になっていました。
と言うことでゲームでも使えるイヤホンとしたいと思います。
コメント