今回はレビューするのは▼
音響システムのメーカーJBLから新しくリリースされたゲーミングヘッドセットQUANTUMシリーズのミドルクラスとなる「QUANTUM 400」です。
同シリーズにはフラッグシップモデルとなる「QUANTUM ONE」▼
そしてワイヤレスモデルの「QUANTUM 800」▼
そして今回レビューするミドルクラスもでるの「QUANTUM 400」
その下にエントリークラスの、かなり価格の押さえられたモデル「QUANTUM 100」▼
がラインナップされています。
QUANTUM 400
それでは、さっそく「QUANTUM 400 」のレビューに入りたいと思います。
仕様
オーディオ仕様 | |
周波数特性 | 20Hz~20KHz |
マイク周波数特性 | 100Hz~10KHz |
感度 | 98dBSPL @ 1kHz / 1mW |
マイク感度 | -40 dBV @1kHz / Pa |
インピーダンス | 32Ω |
マイク指向性 | 全指向性 |
サイズ | |
ドライバーサイズ | 50mmダイナミックドライバー |
ケーブルの長さ | 3.5mmオーディオケーブル:1.2m USB-TypeC-Aケーブル:3m |
マイクのサイズ | 4 mm x1.5 mm |
重量 | 約274g |
ドライバーは50mmとこの手のヘッドセットにしては大きい部類。
マイクの指向性が全指向性なので環境音を拾ってしまわないか心配ではあります(後に検証)。
内容物
内容物は
- 本体
- Type-CからType-A ケーブル
- オーディオケーブル(3.5mm)
- クイックスタートガイド
- 保証注意書等
本体
本体は実に高級感があり、同じ価格帯の他製品よりワンランク上の外観を備えています。
ハウジングはテカリのあるすべすべした質感▼
高級感を醸し出している一因とも言えそうです。
JBLのロゴはRGB点灯します。
このRGBを制御したり、サウンドを設定する「QUANTUM ENGINE」というソフトウェアがあります(後に解説)
イヤーカップ左耳側にはコントロール用のスイッチ類が配置されています▼
奥からUSB Type-c接続端子、3.5mmオーディオケーブル接続端子、ボリュームホイール、ゲームチャットバランス調整ホイールとなっています。
イヤーカップのクッションはほどほどの弾力がありますが、押し返す力は弱く長時間の使用にも耐えそうな硬さ。
ボリュームホイールはクリック感はナシですが、最大と最小で止まる仕様。
ゲームチャットバランス調整ホイールはちょうど中間位置にクリック感があり、ゲーム、チャット両端で止まる仕様になっています。
その上の結合部にはプラスチックであるもののチープさはありません▼
さらには伸縮する箇所にの目盛りが刻んであり、いつもの位置を憶えておくと不意にずれてしまっても、いつもの自分のしっくりくる位置にすぐ戻せそうです。
頭頂部にはスポンジが配されています▼
弾力はさほどなく心もとない感じもしますが、頭頂部の接触する箇所を無理なくサポートしてくれます。
マイクは風防があらかじめ装着してあり、風防は脱着も可能です。
マイクの指向性は全指向性。
装着感
側圧は少し強い気がしますが時間経過で、自身、ヘッドセット共にコナレてくれば気にならないようになるだろうと思います。
少し後ろがかった感触もありますが、側圧と同じくコナレればきにならない程度。
頭頂部も痛くありません。
イヤーカップの感触もほど良く支えるといった感じ。
ソフトウェア「QUANTUM ENGINE」
前述した本体イヤーカップのJBLロゴRGBを制御やサウンドを設定できるソフトウェア「QUANTUM ENGINE」を解説します。
ダウンロードは▼から
>>https://jp.jbl.com/quantum-support.html
ダウンロードし開いてみます▼
まずは①上部のボリュームはWindowsのボリュームと連携しています。
横のマイクミュート、チャットゲームバランスはヘッドセット本体のコントロールホイールと連携しています。
②プロファイル(個人設定)もいくつか保存できるようです。
③イコライザ―とRGBライティングの項ではそれぞれプリセットを基本にカスタマイズが可能で、カスタマイズした設定を保存することも出来ます。
サラウンドではバーチャル7.1サラウンドも設定できます(後に感想を記述)
カスタマイズも出来るようですが、QUANTUM 400では変化を体感できませんでした。
マイクはレベルを調整可能。
サイドトーン(自分の声をヘッドセットから聞こえるようにする)のレベルも3段階ですが調整可能です。
後はシステムソフトウェアでアップデートやバージョンの確認、ヘルプで簡単な解説や、外部サイトに飛んでマニュアルの確認なんかも可能です。
サラウンド
言葉でしかお伝え出来ないのが残念ですが、控えめに言って最高です。
音場もものすごく広がりを感じます。
特に上への広がりは顕著でステレオサウンドでは感じずらい上下の定位を感じることができます。
なので定位はちょうどそこという感じ方ができると思います。
スピーカー音質
音の感想です。
音質はほとんどフラットな音が鳴っていて、端的に言うと”味付けされていない音”といった感じです。
これは恐らく、ソフトウェアを使用して音を自分自身で味付けしてもらうために極力フラットにしてあるんだと思います。
強いて言うと低音がほんの少しだけ大きい気もしますが、本当に少しだけで、1~2dBぐらいのものだと思います。
マイク音質
マイク音質は動画にしてあるので▼をご覧ください。
動画はマイク音質検証から始まります。
今回は「USB接続」と「3.5mmステレオミニプラグ」で接続したものをテストしています。
個人的にはマイク音質もかなりフラットになっています。
低音をがっつり切ってしまっていることもなく、落ち着いた印象でVC相手にも負担をかけることはないと思います。
まとめ
とにかくサラウンドがすごい!
このために買ってみる価値もあるのではと思うくらいすごいです。
フラットな音質に細かく設定できるイコライザーに劇的なサラウンドということで、この3つをセットで使うことが想定されているヘッドセットだと思います。
なので設定を持っていけないCS機というよりも、PCゲームをやる方に向いているヘッドセットですね。
しかしCS機でも変な味付けのされいない、フラットな音質を好む方にはマイクも音質は良いので試してみるのもありだと思います。
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