今回はPCにXLR端子のマイクを接続できるようになるオーディオインターフェイスを紹介します。
オーディオインターフェイスとは、マイクや楽器をPCに繋ぐための機器です。
マイクや楽器などのアナログ音声信号をデジタルに変換し、PCで取り扱うことのできるデータにします。
引用:サウンドハウス
USBマイクじゃダメ?なのかと言われると
USBマイクも基本的にはオーディオインターフェイスと同じ機構というか、より簡易的なオーディオインターフェイスがマイクに内蔵してあるイメージなので、やっていることは同じ。
ただ一般的に良いと言われるマイクはXLR接続なことが多いので良いマイクを使いたかったらおー^ディオインターフェイスが必要となってきます。
今回はそんなオーディオインターフェイスを新調。
購入したのは▼
Steinberg「UR22 mkⅡ」
エントリーモデルではド定番中のド定番と言っても良いオーディオインターフェイス。
今回はコチラをレビューしていこうと思います。
スペック
入力数 | 2 |
出力数 | 2 |
マイク入力 | 2 |
HI-Z | 1 |
ファンタム電源 | 2 |
ヘッドフォン出力 | 1 |
接続方式 | USB 2.0 |
AD/DA | 24 bit |
最大サンプリングレート | 192 kHz |
入力ダイナミックレンジ | 101 [dB] |
こんな感じになってますけど小難しい
説明するとかなり時間がかかる
ある程度定番製品なのである程度のクオリティはあると思っててOK
それよりも動作環境が大事▼
Mac | macOS High Sierra macOS Catalina macOS Mojave macOS Big Sur macOS Monterey |
Windows 64-bit | Windows 7 Windows 8.1 Windows 10 Windows 11 (64-bit) |
iOS | iOS 10 iOS 11 iOS 12 iOS 13 iOS 14 |
iPadでの使用もOKなようですね。
開封
付属品は
- オーディオインターフェース本体
- 接続用USBケーブル
- ドライバー用ROM
- 取扱説明書
- 同梱DAWソフト用書類
同梱DAWソフトについて
同梱されるDAWソフトはSteinberg「Cubase」のPC用「Cubase AI」とiPad用アプリ「Cubase LE」となります。
本体
各部位の確認やっていきます。
名称と役割を少しだけお伝えしようと思います。
前面
①インプット×2
コンボジャック(XLRと標準どちらにも対応した端子)になっています。
インプット2の方はHI-Z(後述)に対応。
②ゲイン
それぞれの入力レベルを調節するゲインノブ。
③MIX
ノブを回すことで入力される音声とPC内での処理が終わった音声をどのくらいの割合でモニターするかを調整できます。
INPUT側に近いほど入力された音声がより大きく、逆にDAW側に近いほど処理後の音声が大きくモニタリングできるます。
これはINPUT側にしてレイテンシー(遅延)の影響を受けずにモニタリングしたり、DAW側にして調整後の音声をモニタリングするためのものです。
④PHONES
ヘッドフォンなどからモニタリングする音量を調整。
⑤OUTPUT
背面のOUTPUT端子から出力される音量の調整
⑥Hi-Z
インピーダンスの高い楽器などを接続する際に入力端子を対応させるためのボタン。
少し小難しい話になりますが、通常、入力端子は出力端子と同じ、もしくは高いインピーダンスでなければいけません。この関係性を維持すために入力のインピーダンスをあげることができるようになっています。
エレキギターやエレキベースはマイクより高インピーダンスになっているので、そのような楽器を接続する際に用います。
⑦各インジケーター
- PEAK
入力オーバーの際点灯 - +48V
ファンタム電源がONの際に点灯 - USB
PC接続時に点灯
背面
①5V DC
USB電源やモバイルバッテリーにより電源が取れるようになっています。
通常、接続USB端子よりバスパワーにて電源が供給されますが、ノートPCやタブレットで使用する際に電源が足りない場合に使用されます。
②POWER SOURCE
電源を供給する端子を選択するためのスイッチ。
③USB 2.0
PCやタブレットの接続端子。
④MIDI OUT(IN)端子
MIDI機器を接続しMIDI信号の送受信を行います
⑤+48V
ファンタム電源のON/OFFスイッチ
⑥LINE OUTPUT
標準タイプのアウト端子
音質比較
今回は比較対象として以前使用していた「Edirol UA-25」を用意。
マイクはTz-AudioのStellar X2を使用。
実際の音質は動画をどうぞ▼
感想/まとめ
今回はSteinbergのオーディオインターフェイス「UR22 mkⅡ」を紹介しました。
感想としては
現在の環境とくらべて音質的な差は、私には”ほぼ”感じられなかった。
ノイズもなくスムーズな音でした。
感じることができたのはサンプリングレートの違いによる解像感の違いのみ。
ド定番を感じさせる安定感でした。
なので古い機器で今でも頑張っている方、お安く新調したい方にはオススメのオーディオインタフェースではないでしょうか。
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