今回は▼
ゲーマーの皆さんには「final」と言えばなじみ深いでしょう。
その「final」が監修する完全ワイヤレスイヤホン、ヘッドホンを取り扱うブランド「ag」から発売された世界初!ASMR用TWS(完全ワイヤレスイヤホン)「COTSUBU for ASMR」
パッケージにも表記されてますが当サイトでもレビューしていてゲーミングとしても相当使えると紹介したfinalのASMR専用イヤホン「E500」がワイヤレスに!とうたわれています。
これはゲームで使ってみるしかないと購入しました。
今回はE500との比較はもちろん、finalのゲーミングイヤホンでもあるVR3000 for Gamingとも比較しつつゲームでの使用感、それ以外での使用についてもご紹介していきます。
特徴
- ASMR専用
- 完全ワイヤレス
- 片耳3.5g
- 同社ASMR専用有線イヤホン「E500」のサウンドを継承
- オートペアリング機能搭載
- 片耳モード
仕様
通信方式 | Bluetooth® 5.2 |
再生周波数帯域 | 20Hz-20kHz |
対応コーデック | SBC AAC Qualcomm® aptX™ audio |
対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HSP, HFP |
連続音楽再生時間 | イヤホン本体:最大5時間, ケース込み:最大20時間 |
充電時間 | イヤホン本体:約1.5時間, ケース:約2時間 |
バッテリー容量 | イヤホン本体:30mAh, ケース:200mAh |
防水性能 | IPX4 |
開封
内容物は以下
- 本体
- イヤーピース
- 充電用USB Type-Cケーブル
- 保証書類
本体
まずは充電ケース。
小ぶりな充電ケースは手のひらにスッポリ収まるサイズ
淡い紫は女性向けにも良さそう。
質感はさらっとしていて触り心地が良い。
独自の粉雪塗装仕上げとなっています。
画像では質感は伝わりづらいかもしれませんね…
充電ポートは底部に。
イヤホン本体は想像以上に小ぶりで「こつぶ」の名に恥じないサイズ。
重量も片側3.5gと軽量。
こちらも粉雪塗装仕上げになっているので指紋が付きにくく、さらっとした感触。
筐体部分をタッチすることで操作可能となっており音楽の再生/停止や通話の応答/終了ができます。
このケースとイヤホン、他にもケースの蓋を開けるだけで自動的にペアリングされるオートペアリング機能を搭載。
従来、イヤホン自体を取り出すことでペアリングされるものが多く、装着からメディアの再生が出来るまでタイムラグがありましたが、ペアリングのタイミングを1歩早める事で、それが解消されています。
イヤーピース
購入時に装着されているものをMとしS,M,Lの3種が付属。
充電用USB Type-Cケーブル
充電用USBケーブルは電源側がUSB-A、充電ケース側がUSB Type-Cとなっています。
全長は約30cm
スピーカー音質
PS5はBluetoothオーディオ機器に非対応なのでBluetoothトランスミッターで接続し検証していきます。
トランスミッターについてはまた紹介していきます。
音質の感想
やはりメーカーが主張している通り「final E500」の正当な無線化と言う音。
音の広がりや音作りはしっかりと「E500」を目指して作られてる印象です。
違いはほんの少し高音の再現性が高くなってます。
ですが下品に低音が強調されているわけではなく、あくまで”再現性”が上がってると思ってください。
final VR3000 for Gamingとの比較
流石にvr3000はゲーミングに向いてると感じます。
銃声や足音が捉えやすいです。
COTSUBU for ASMRはASMRを貫き通しています。
定位の感想
ASMRの音場感や空間表現はさすがと言ったところ。
定位もバッチリくる(特に方向感)
ほんのちょっとだけ距離感は苦手かもしれませんが、そこいらのゲーミングイヤホンと比べると段違いに良い定位感となっています。
一応ASMRも聞いてみました。
個人的にASMってものを知ってはいるんですけど興味があまりないので良くわからないのですがE500と聞き比べてみると高音の再現性が高くなっているので、ASMRで必要とされるであろう”ささやき”や細かい音を表現する高音が無駄に強調されておらず、痛い部分の高音がかなり抑えられている印象です。
さすがASMR向けと言えるのではないでしょうか。
リスニング
激しめの音楽を聴く方には少し物足りないかもしれません。
低音も高音も幅が狭いので良い意味で言うと聞き疲れしない、悪く言うと迫力がない音。
しかし空間的に音に包まれている感は強く、音のバランスもフラットよりなのでリラックスして聴くような音楽に向いてると言えます。
マイク音質
実際の音は動画をどうぞ▼
finalの欠点は以前マイクかもしれませんね。
VR3000にしてもE500にしてもマイクは満足いくようなものではありませんでした。
このCOTSUBU for ASMRも同じ印象で、ワイヤレスというのもあり、さらに…とも感じてしまいます。
ですが、この価格帯でこの音質を取ってしまうとマイクにコストかけられないというのは”しょうがない”ところではあります。
遅延検証
実際の検証の様子は動画をどうぞ▼
遅延は接続コーデックからしても体感してしまうレベル。
恐らく100ms~120msといったところでしょうか。
まとめ
まとめていきますが、あくまでもゲーミングでの使用についての感想です。
ASMRなどは疎いので他のレビューを参考にされてください。
良いところ
ASMR専用ということで空間表現はやっぱ最高です。
ゲームにも没入感と言う部分では持ってこいのイヤホン。
RPGやシミュレーションゲームなどの雰囲気のあるゲームにはにはかなり適しています。
音も定位も今まで、さんざんゲーミングイヤホンをみてきましたが、それらと比べてもそん色ない、ともすると上を行くくらいの音になっています。
悪いところ
やっぱりASMR専用!
音の幅なんかはASMRに向けで作られてる印象は否めません。
表現の幅を持たせるためにあえて再生の幅を狭めているのかもしれませんね。
遅延もこれはしょうがない。
Bluetoothではどうしてもコーデックに左右されてしまいます。
ASMRは音のみで楽しむことが多いので遅延はさほど考慮して作られてはいないのでしょう。
もし、このイヤホンで遅延を抑えることが出来ればゲーミングで使うワイヤレスイヤホンとしてはトップに躍り出るかもしれませんね。
最後に1点。
現在完売のため入手不可となっており、次回の配送が12月中旬となっている模様です(2021年11月現在)。
あと神奈川県川崎市のふるさと納税の返礼品にも採用されてます。
そっちは少しお高く商品が届くのも少しおそくなるとのこと
そちらで購入するのも色々とありではないでしょうか。
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