今回は【astro MixAmp Pro TR】というものをレビューしようと思ったのですがネットを下調べしてみると、かなり語りつくされている印象。
そこで今回は
”なぜ”そんな人気なのか?
”なぜ”ミックスアンプいわゆるゲーミングアンプを使うと音が良くなるのか?
を「astro MixAmp Pro TR」を例に解説していきたいと思います。
では早速。
PC/ゲーム機の音質的弱点
PCやCS機にもともと備わっているオーディオ機能には音質的な弱点が3つあります。
それが
- DAC回路
- アンプ部分
- ボリューム機構
これを補って音質を向上させるためにゲーミングアンプを使用します。
1つずつ解説します。
DAC回路
DAC回路とは「Degital to Analog Converter」つまり音声デジタル信号をアナログ信号に変換する回路のこと。
ただ変換するといっても、そのクオリティは回路によってピンキリ。
安かろう悪かろうということではないですがオーディオ機器と言うものは使われる素材によって音の良し悪しが左右されることが多く、良質な素材は価格も上昇してしまうところがあります。
なのでPCやCS機の「DAC回路」は、サイズやコストの観点から良質なものを使うのが難しくなってしまいます。
例えばPS4のコントローラーを見てください。
イヤホンやヘッドホンはコントローラーの端子から出力することも多いですが、PS4のコントローラーの中にまともなDAC回路が入ってるとは考えにくいですよね。
アンプ部分
次がアンプですがアンプとは
アンプ = アンプリファー = 増幅装置
のこと。
これも前述した「DAC回路」と同じ理由で良質なものは使われていません。
なので増幅が足りずイヤホンやヘッドセットのスピーカーを鳴らしきらなかったり、増幅した際に変な歪みやノイズをもたらすことになってしまいます。
ボリューム装置
ボリュームは見ての通り音量の上げ下げに関係するシステムのこと。
まずは音量を上げるという点。
さっきのアンプ部分とも関係しますが、前述したように貧弱なDAC回路、アンプ回路を持つPC、CS機では音を捉えようと音量を上げてしまうと必要な「サウンド」と一緒にノイズの音量も比例して上がってしまい、必要であるはずの小さな音がノイズに埋もれてしまうという現象が起きてしまいます。
厳密に言うともう少し複雑な理由があるのですが、小さな音、例えば足音や遠くの蘇生音が埋もれて鳴っていないのと同じ状態になってしまいます。
逆に音量を下げるという点。
今度はデジタル制御がポイントになります。
PS4やPCは音量調節がデジタル制御になっています。
デジタル制御で音量を下げると一般的には音質が劣化しにくいと言われるのですが、その反面、信号の情報が抜け落ちるという問題が出てきます。
これを回避するには、それなりのパーツやプログラムが必要なのですが、これもサイズやコストといった理由で搭載されていないことが多いです。
ゲーミングアンプの有効性
上記で解説したように3つの弱点のため直接聞いている音には多くのノイズ・歪みが発生しています。
ノイズが発生しているとシューターなどでは重要な足音や動作音、細かな音はノイズにかき消されてしまいます。
この音を悪くしている3つの弱点を補っているのがMixAmpに代表されるゲーミングアンプです。
それぞれの貧弱な部分をゲーミングアンプで代替することでノイズ、歪みを減らし元の音を忠実に再現できるようになります。
さらにゲーミングアンプによっては音質に手を加えることができます。
次で見ていきます。
人気のゲーミングアンプ
有名どころのゲーミングアンプを挙げると
などが認知度が高いです。
個々のクオリティに差はあるでしょうが必ず音質は向上します。
今回、例しているastro MixAmp Pro TRはそれに加えて
ドルビーオーディオの技術を用いて立体的な音響を再現し、定位の向上に役立てていたり、ソフトウェアで自分好みに音質やエフェクトをカスタマイズできる点も。
まとめ
色んな所でチート級などともいわれるゲーミングアンプですが、恐らくPCやCS機にヘッドホン/イヤホンを直挿ししているほとんどの人が体感できるほど音質改善をもたらしてくれます。
もしシューター系のゲームで負けたくない、足音など聞こえを良くして少しでも有利に立ちたいと思うならゲーミングアンプは必須かもしれません。
少し値は張りますが気になった方はチェックしてみてください。
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